新型コロナウイルスの影響により、Web会議システムなどを使ったオンライン面接(Web面接)を導入する企業が増えています。
感染防止以外にも、応募者にとっては移動時間や交通費等を削減し、より多くの企業を手軽に受けられるというメリットが、企業にとっては間口を広げることで優秀な人材を採用できる確率が高まるというメリットがあります。
感染防止以外にも、応募者にとっては移動時間や交通費等を削減し、より多くの企業を手軽に受けられるというメリットが、企業にとっては間口を広げることで優秀な人材を採用できる確率が高まるというメリットがあります。
昨年末の2倍以上の導入率
マイナビの「中途採用実態調査(2020年)」によると、2019年12月以前は75.0%の企業が対面のみで面接を実施していましたが、2020年5月には25.9%までに減少しています。
6月以降は対面の割合がやや戻ってきていますが、それでも7月時点で「Webと対面の両方」「Webのみ」を合わせて43.3%がWebでの面接を行っており、2019年12月以前(19.3%)の2倍以上の導入率となっています。
Web面接に対して、「満足」「不満」がそれぞれ50%前後で拮抗し課題はあるものの、87.3%の企業が「今後も利用する」としており、採用手法として定着が予想されます。
採用満足度が高い
Web面接実施企業は対面面接のみの企業にくらべ、「職務スキル」「仕事への意欲」などの面で、採用者に対して入社後にプラスのギャップを感じる割合が高かったこともわかっています。
また、「内定者に質・量ともに満足」と回答した企業の60.0%はWeb面接を導入しており、採用満足度が高い企業ほどWeb面接の導入率が高い傾向でした。