日本能率協会が平成28年10月、「第7回ビジネスパーソン1000人調査」【仕事と健康編】の結果を公表しました。
健康で働くために効果があると思うことを聞いたところ、「職場の人間関係を良好に保つ」が全体の約4割と最多でした。
残業による私生活への影響は「趣味の時間が減った」「睡眠不足」の順となり、1日あたりの平均残業時間が2時間以上の人に限定して見ると、4人に1人が「精神面で不調を感じる」と回答しています。
職場が残業する雰囲気だから
残業をする理由は「自身の日常業務が終わらないから」が約半数で、次いで「突発的なことに対応する必要があるから」が3割弱となっています。しかし、1日あたりの平均残業時間が3時間以上の人に限定して見ると、約3割が「職場が残業する雰囲気だから」と回答するなど、長時間残業に職場風土が影響していることがわかります。
個人的な残業削減の工夫に消極的
残業を減らすために自身で工夫していることとしては「優先順位の高いものから取組む」「目の前の仕事に集中する」などが上位に上がっています。一方で、1日3時間以上残業している人の4割超は、「自身で工夫していることはない」と回答するなど、長時間残業をする人は個人的な工夫にあまり積極的でない様子がうかがえます。