10月になろうとしています。🎃
最低賃金が改定され、給与がアップされる方もいるのではないでしょうか。
今回は、“年収の壁”について少しお話させていただきます。
◇“年収の壁”あまり理解されていない
日本労働組合総連合会(連合)が実施した「年金に関する調査2024」によりますと、103万円、106万円、130万円などのいわゆる“年収の壁”を
「理解している」43.6%、「あまり理解していない」40.5%、「まったく理解していない」15.9%と、理解していない人の合計は56.4%となりました。
◇被扶養者の過半数が労働時間を調整
労働時間を一定に抑える調整をしているか聞いたところ、
全体としては、「調整している」13.3%、「調整していない」86.7%でした。
一方、配偶者などの扶養に入っている人についてみると、調整している人の割合は63.4%(女性67.8%、男性51.5%)となりました。
次に労働時間を一定に抑える調整をしている人に、意識している収入を聞いたところ、グラフのとおり「年収103万円」53.7%が突出して高くなりました。
労働時間を一定に抑える調整をしている人に、社会保険など様々な制度の収入要件がなければ、労働時間を延ばしたいかを聞いたところ、
「延ばしたい」57.9%となり、多くがもっと働きたいと考えています。